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リチウムイオン電池物語 /吉野 彰

リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク (CMC books)リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク (CMC books)
(2004/09)
吉野 彰

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とにかっく度★★★

iPod、携帯電話、モバイルノート、そしてi-MiEV
まで、リチウムイオン(二次)電池は今、注目の的だ。

これらは、エネルギー密度が非常に高く、起電力が4.2Vと非常に高い
リチウムイオン(二次)電池があってこそ、世に登場した製品である。
そんな、リチウムイオン(二次)電池の誕生は、ほんの25年ほど前にすぎない。

そんな、リチウムイオン(二次)電池の生みの親、吉野彰さんが、
自身のリチウムイオン(二次)電池発明の格闘の日々を、面白おかしく語ります。

吉野さんは、巷ではノーベル化学賞候補とも、言われているらしいのですが、
本書の中では、常にユーモアたっぷりで、前途多難の日々こそを楽しめる、
とっても独創的で楽天的な、その魅力的な個性が輝きます。

また、面白おかしく本書を読み終わった後は、知らぬ間に、
リチウムイオン電池の知識たっぷりで、ちょっと自慢ができたりします。

 「リチウムイオン(二次)電池って、負極に特殊なカーボンを使ってるらしいよ。」
 「従来のリチウム電池と違って金属リチウムを使用しないので破壊しても
 安全なんだってさ・・・・」

さあ、あなたも本書を、読みますか?


読書後の「とにかっく、やってみなはれ!」  
第12章100万分の1のバラより

  ひらめきの生存確率
世界に流通する独創的な新規商品、新規事業を開発できる成功確立はどれくらいであろうか?
思いつき、ひらめきといったアイデアの段階から実のある成果、すなわち企業収益貢献や社会的
貢献にまでつながる確率は100万分の1程度ではないかと私は思う。
この100万分の1という確率は高いのだろうか、低いのだろうか。


吉野さんは言います。
  例えば10分の1の確率ならどうだろうか?期間は2ヶ月、できそうな気がしませんか?
  10分の1の確率を6回続ければ、100万分の1ですよ。



天性のポジティブシンキングですね。
その根拠の無い、未来への信頼感こそが、ささいな偶然のすべてを
幸運な出来事へと塗り替える、究極の秘訣なのかもしれません。

”カメさんリーディング”実践中です。

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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

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Author:tonikac
2007年より読書にはまっています
カメさんリーディング実践中
琵琶湖のある滋賀県在住
196□年生まれ男性 妻子あり

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