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シンプル族の反乱/ 三浦展

シンプル族の反乱シンプル族の反乱
(2009/07/09)
三浦 展

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とにかっく度★★★

最近の若者や女性には、新しい消費志向の傾向があるらしい。
それは物を買わな傾向の消費志向者たちの台頭である。、
著者は、その人たちを「シンプル族」と命名している。

シンプル族の特徴を本書P40より抜粋すると、
 読書好きで、テレビはあまり見ないが、アートや文化に対して非常に積極的。
 物にまつわるストーリー性やうんちくが好き。本物志向であり、プラスチック、
 フェイク、模造品は嫌い。また、慎重で情報を吟味してからでないと物を買わ
 ない。住宅については、新築は好きではない。ステイタスを誇示する外観が
 趣味に合わないからである。車はあまり好きではなく、乗るとしたら、燃費の
 いい車に乗る。そして、旅が大好き。異国情緒がある、冒険的で、知的で精
 神的な旅が好きである。

私は決して若者ではありませんが、志向性としては、上記の特徴に結構あて
はまっていたりします。
・読書は好きです。
・テレビは、ほとんど見ません。
・美術館とか好きです。
・物はあまりかいません。
・車は4年落ちを中古で買って、プラス11年乗っています。(平成6年式)
・旅は大好き

そして著者は代表的なジェネレーションの移行と嗜好傾向、消費傾向を次の
ように対比してみます。

ジェネレーション:  団塊の世代 → 新人類 →団塊ジュニア
嗜好傾向:      伝統派  →  モダン派  →  シンプル派
消費傾向:      バブリー族   →→→→→  シンプル族

これって、昨日の書評の中野裕弓さんの3つの箱と対比してみても
おもしろいですね。

        第1箱(依存)  → 第2の箱(自立) →第3の箱(ネットワーク)

さらに村上春樹さんの言葉を並べると

        「?????」 → 「デタッチメント」 → 「コミットメント」

いかがでしょうか?

それでは、本書の要約部分も引用しておきます。
 このように、ある人がシンプル族かどうかは、階層格差問題をいくぶんか含んでいる。
 シンプル族は、アメリカのボボスとは違い、上流ではない。しかし下流でもない。中流
 が最も多いクラスタである。言い換えれば、日本の中流階級のうち最も中流的な人々
 の中から、さらに上に昇り詰めようとするバブリー族に代わって、中流のままでありな
 がら、その生活の質を物質的にではなく精神的に高めようとするシンプル族という新
 しい生活者像が生まれてきたと言えるのではないだろうか。


読書後の「とにかっくやってみなはれ」
この傾向が、時代の流れる方向だと仮定するならば、
それは不可逆な時代の流れに違いない。

そうであるならば、仮に一時的な景気回復があったとしても、
物質的な消費拡大の継続はありえない。

消費拡大の解決策は、はたして従来の延長線上にあるの
だろうか?

もしも継続的な消費の拡大を可能とするものがあるとするならば、
それは、シンプル族たちの精神的な豊かさを象徴できる
そういうものでなければならない。

社会は今、閉塞感でいっぱいだ。
 
 デフレ
 雇用(低所得者)
 少子化

今ここから、この瞬間、できることを、やってみる。
とにかくやってみる。
私もやってみる。それだけ。
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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

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Author:tonikac
2007年より読書にはまっています
カメさんリーディング実践中
琵琶湖のある滋賀県在住
196□年生まれ男性 妻子あり

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